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1日1回笑いましょう


by outigohannhe

まいふー物語 その3

まいふー3歳の夏。

熱い夏でした。
まいふー、引越しを経験しました。
引越し先は団地でした。
田舎育ちのまいふーにはこの団地なるもの、遊園地の迷路にしか見えませんでした。
住んでる4階の部屋を出て、ママが少しでも見えないものなら「おかーたぁん!!」と叫びまくります。「おかぁーたぁん、何処にいるのぉー」わぁーん、と泣き叫ぶ声は、団地の同じ棟では
すぐに有名になりました。

1ヶ月も経つと同じ年のお友達も出来て、近くの公園へピクニックへ出掛けたり、お友達のお家で一緒にランチタイムと田舎では経験しなかった、楽しいお友達との付き合いが始まりました。
お誕生会もケーキを前に「はっぴばぁでい」と小さな手を叩いて
楽しみの団地ライフイベントのひとつでした。


そんな毎日で、まいふーより2才年上の「ともちゃん」がまいふーたち3歳グループの女の子のリーダーさんでした。
まいふーには年の離れた何でもお世話をしてくれる優しいお姉ちゃんがいます。
気分で年下の女の子に優しかったり、命令したり、シカトする「ともちゃん」はまいふーにはなじめません。

引越した年の夏休みも終わり涼しい風が夕方には肌寒く感じるある日のこと。
3歳グループはともちゃんの号令でともちゃん家に集まっていました。

ともちゃんのプランでお気に入りに縫いぐるみを持ち寄って、森のくまさんごっこをやっていました。
いつもの調子でともちゃんの号令で、りえちゃんがうさぎさんで、あやちゃんはねずみさん、まいふーはくまの赤ちゃんね、でキャスティングの指示があったらしく、和やかに時間は流れていました。
ママ達はリビング。といっても団地のリビングはワンフロアーも同じ事。
子供達の声はBGMよりリアルに聞こえてました。
わたしいやーぁ。聞こえてるのは、まいふーの声です。

遊んでる3歳グループの女の子3人の中で2月生まれのまいふーは一番年下です。
りえちゃんは4月生まれだから4歳になっていました。

「ともちゃんのばーか。」

「まいふーこそばーか、もう遊んでやらなーい」

まいふー3歳の秋も終わろうとしてる日のできごとでした。
by OUTIGOHANNHE | 2007-11-09 14:44 | まいふー成長記録