1日1回笑いましょう


by outigohannhe

1972年の家出No5

その「ふられた事件」から数日して、同じ幼な馴染で高校は別のE君家に、
立ち寄る用事があって
私は、E君の家に向かって歩いていた。

この辺だったと歩いていたら、E君が庭先から団扇を持って出てきた。
「何、それ」
団扇を指して、私は尋ねた。
「ふろたき、俺これ、やらんと、メシ、食えん」
彼は姉、妹と両親の五人家族だけれど、気がやさしいのか、よく家事を手伝っていた。

「もうすぐ、風呂焚き終わるから、上がって。」と玄関を開けてくれた。
玄関を開けたら、そこにデカイ靴が数足、並んでいました。
E君の部屋がある、2階から大きな笑い声が聞こえていました。

「あいつの左傾きの首をー」
ふられたと大騒ぎしたB君の声が聞こえてきました。
                    (つづく)
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by outigohannhe | 2006-07-05 08:31 | 1972年の家出